こんなものがあったらいいのになぁと思ったことをリアルに変えてみる〜「妄想する→構想する→リアルにする」の3原則について




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今あるニーズに応えることが仕事を意識する上では大切なことではありますが、音楽の場合は自分たちでニーズを作り出すという要素が多分に必要になります。

仕事として要求される音楽を作ったり演奏したりするだけではどこか満たされないものがあって、自分でニーズを作り出すことはミュージシャンならば誰もが考えることだろうと思います。



オリジナル曲で活動する場合は自分の音楽的世界観がどこまで受け入れられるのか難しいところではありますが、多くのミュージシャンがオリジナル曲で頑張っています。まずは仕事にするしないは別として自分なりの表現で楽しんでいます。

ぽんきちは邦楽と洋楽をカバーするという表現を選んで活動していますが、自分でニーズを作り出すことを考える時に「こんなユニットがあったらいいのになぁ。」と考えるのです。

どんなユニットがニーズがあるのかはなかなかわからないものでして、まずは自分の感性を信じるようにしています。



例えば、レイぽんは邦楽カバーユニットですが、9年前にレイぽんの構想があった当時はぽんきちの周りでは毎月ライブをしている本格的な活動をしている邦楽カバーユニットはほとんどありませんでした。

オリジナル曲で活動しているミュージシャンは今も昔も変わらず多いですが、オリジナル曲の次に多かったのが洋楽カバーユニットでした。邦楽カバーになるとがっつりライブ活動をしているという人たちはほとんどいなかったと思います。

ぽんきち自身、当時は洋楽カバーユニットで活動していたギタリストでしたし、それ以前は洋楽カバーのバンドでずっと活動していたので、どこか邦楽よりも洋楽の方が上だという変な認識があったのです。邦楽カバーはダサいという価値観に支配されていて、特にバンドでエレキギターを弾いていた頃はそうでした。



それがアコースティック・デュオで活動するようになってから少しずつ考え方が変わっていったのです。なぜ邦楽カバーユニットで本格的な活動をしているミュージシャンが少ないのだろう?やり方次第ではできるんじゃないかな?って思うようになっていたのです。

邦楽にもたくさん名曲があって、日本語の歌詞だからこそ伝わりやすいメリットもあるとさえ思うようになっていて、ぽんきちはかなり柔軟な発想をするタイプのギタリストに変わっていった頃だったのです。
 
それでレイさんを誘ってスタンダードなナンバーを中心にしながらもカルメン・マキさんや大貫妙子さんや茶木みやこさんなど、隠れた名曲たちのカバーもする邦楽カバーユニット「レイぽん」で活動を始めたのです。



TeTeは洋楽カバーユニットですが、7年前に再び洋楽カバーをするにあたってぽんきちには明確なコンセプトがありました。それはソウルフルなナンバーで表現するユニットか、手嶌葵ちゃんのようなウィスパーヴォイスで表現するユニットにしようと考えていました。

ジャズやボサノバのユニットはあってもソウルだけのユニットはぽんきちの周りにはいませんでしたし、特にウィスパーヴォイスのヴォーカルは皆無でした。みんなサビでシャウトして盛り上げて歌う系のヴォーカルばかりだったのです。

ソウルフルかウィスパーヴォイスか?それは出会うヴォーカル次第だったのですが、たまたま当時なっちゃんと出会ったのでウィスパーヴォイスのTeTeが誕生したのです。



ぽんきちはこんなユニットがあったらいいのになぁ・・・と妄想したら、それが構想に変わり、ヴォーカリストとの出会いによってリアルに変えてきました。

今は存在していないけれど、こんなユニットがいたらライブを観に行くんだけどなぁと考えてみて、その妄想を自分で現実に変えてしまうのです。

仕事を意識するならば時代の流れだとかトレンドのリサーチも必要なんでしょうけれど、まずは自分の感性を信じて自分でニーズを作り出すことから始めようと。他者が好むものだけで考えてしまうと自分たちが楽しめなくなってしまうのが音楽なんだと思います。

そこから時代が求めるトレンドとの一致点を探っていくのがいいだろうと思っています。もし、その一致点を見つけられたら自分たちもお客さんも楽しめるWINWINの関係が構築できるはずです。



ぽんきちは邦楽でも洋楽でもスタンダードな音楽を基本にしていますが、アナログやスタンダードな音楽には生き残るそれなりの理由というものがあって、それはきっとこの先も廃れることがない何かなのです。

まずは「こんなものがあったらいいのになぁ。」と思ったことをリアルに変えてみる。それが夢を実現する第一歩だと考えています。

そのためには相方との出会いが大切なポイントになりますが、これは最終的には相性だろうと思っています。レイさんとなっちゃんはとても相性が良かったのが長寿ユニットになった最大の理由ですが、相性の良いヴォーカルというのは彼女たちだけではないだろうとも考えています。実際、最初のユニットのみかちゃんもとても相性が良かったし、レイぽんとTeTeの後に出会ったヴォーカルにも相性が良かった人もいました。

しかし、長続きするかどうかは相性だけでは図れないものがあります。ぽんきちはそれを「音楽の神様に選ばれるかどうか」と表現しています。つまりは神のみぞ知るです。音楽活動には様々な壁が立ちはだかることがあって、それを乗り越えられるかどうかでどちらにも転ぶのです。



実際、レイぽんにもTeTeにも解散の危機はありましたが、我々はそれを乗り越えてきたから長寿ユニットになれたのです。

せっかくなので、これからユニットで音楽活動をしたいと考えている読者がいるかもしれないので、ひとつアドバイスを書きたいと思います。

数年前にTeTeの解散の危機がありました。当時なっちゃんの仕事があまりにも忙しくなってしまい、いつも明るい彼女が暗い表情でスタジオにやって来ました。練習が終わった後、「ぽんきちさん、私もう音楽を辞めます・・・」と言うのです。
彼女は仕事で大きな取引先の担当になって、その重圧と過労で限界に達していたようでした。ぽんきちは「そうか、わかった。辞めていいよ。」とだけ言って彼女と別れて帰宅しました。

その日の夜はライブを控えていたので彼女とはまた会うことになっていました。ライブが終わった後で「なっちゃん、ライブって楽しいだろう?月に一度だけおとぼけコースケのマンスリーライブをすればいいんじゃない?告知などは全部ぽんきちがやるから、なっちゃんは何もせずに月に一度だけ歌えばいいよ。」とだけ彼女に言いました。

それでなっちゃんはまた音楽活動を続ける気持ちになれたのです。



何が言いたいのかと申しますと、とりあえず相手の話を聴いて受け入れることが大事だと思うのです。なっちゃんに音楽を辞められると一番困るのはぽんきちなんですが、彼女の気持ちが音楽から離れることに傾いているならばまずはその気持ちを尊重すべきだろうと。

どんなに忙しくても実際にライブでお客さんの前で歌ってみるとやはり楽しいわけです。だって歌うことが大好きな女の子なんですから。だから、ぽんきちはライブが終わるまで彼女を説得することはしなかったのです。

相方やバンドメンバーが離れようとする時に一生懸命引き止めるのはかえって逆効果です。まずは受け入れて時間を置いてみることも必要だろうと思います。

TeTeが長寿ユニットになったのはあの時ぽんきちが大人で冷静だったからです。そして、何よりもなっちゃん自身が歌うことが大好きだったからです。



最後に、ぽんきちのように冷静に対応しても去っていく場合は縁がなかったと諦めましょう。



最終的にユニットやバンドは縁です!!(^_^;)










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posted by ぽんきち at 2016/12/28 22:42 | Comment(0) | ブログ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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