
https://youtu.be/9GibmKxe8H8
「さらばミシシッピー」はぽんきちが高校時代に竹内力くんとやっていたロックバンドで演奏できなかった曲です。
当時のドラマーが柳ジョージ&レイニーウッドのファンで候補曲になったのですが、ライブでは演奏することなく我々は卒業してしまったのです。
2000年から2003年にかけてBSフジで「ずっと好きな歌」という村上ポンタさんがホストの音楽番組が放送されていまして、毎回彼が選んだゲストミュージシャンが出演してトークとセッションをする番組でした。
ぽんきちはこの番組が大好きだったのですが、柳ジョージさんもゲストミュージシャンとして出演していました。
いつも番組の最後に「あなたにとって音楽とは何ですか?」とゲストミュージシャンに問いかけコメントを頂いて番組を締めるのですが、柳ジョージさんはその問いかけに「う〜ん・・・」と言ってしばらく考え込んでしまったのです。
そして、彼は辛いことが多かったと語っていたとぽんきちは記憶しています。音楽業界で生きているとやりたくないこともたくさんしなければならなかった・・・そういう意味のことを語っていましたねぇ。最後まで音楽が好きだとは言わなかったと記憶しています。
柳ジョージさんは数年前に亡くなりましたが、ショーケンやザ・スパイダースのギタリストだった井上堯之さんなど、たくさんのミュージシャンたちから愛されたシンガー兼ギタリストでした。
1970年代に「酔って候(そうろう)」がヒットするまではずいぶん下積み生活も長かったのではないかと思います。
当時、ポンタさんの番組を観ていて、柳ジョージさんのコメントがあまりにもリアルな感情が込められたものだったので、ぽんきちはとても印象に残っているのです。
素晴らしいハスキーヴォイスとクラプトンばりの渋く枯れたギタープレイが持ち味のミュージシャンでしたけれども、当時の日本の音楽シーンにおいては彼が本心から目指す音楽世界を表現することはできなかったのかもしれませんね。
井上堯之さんは「君は売れないかもしれないけれど、そのままの君で頑張って欲しい。」と言っていたらしい。しかし、柳ジョージ&レイニーウッドは売れてしまった。
音楽の世界で生きるということは多くのミュージシャンにとって何らかの矛盾を抱えて生きることなのかもしれません。
大衆が求めるものと自分たちが求めるものは必ずしも一致しないでしょうし、一番好きなことを仕事にするということは本当の意味で一番好きなことであるとは限らない。
音楽に限らず、好きなことを仕事にすると決めた人たちは、常にこの課題に向き合わなければならない・・・宿命みたいなものなのかもしれません。
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