
かつて「冬のソナタ」に代表されるような韓国ドラマが中高年女性の中で大ブームになった時期がありました。
ドラマに出演していた韓国の俳優がイベントに顔を出すということで、その出演時間がたった10分であっても何万円も払ってオバサンたちはイベントに参加してくれると、ぽんきちの知り合いのあるイベント業者の方が話していました。
それほどまでにオバサンたちはメロドラマの世界に憧れるものなのか?とぽんきちは驚いたのですが、そのイベンターの方は「彼女たちは恋をしたいのです。例えそれが異国の俳優であってもドラマに熱中することで疑似体験ができるからですよ。」と話していました。
そんな韓国ドラマに熱中するオバサンたちを笑えるだろうか?
私がいなければあの人はダメになる・・・本気でそう思い込んでいる人たちはたくさんいるのではないでしょうか?
失恋で自殺する人は稀です。現実にはほとんどいません。それなのに我々は自分がいなければあの人はきっとダメになると勝手に思い込んでしまいます。
自分と別れたあとは別の誰かと付き合う人たちがほとんどなのにです。
そして、自分さえも別の誰かと付き合うようになるのにです。
自分がいなければあの人はダメになるという錯覚をすることで、ある種のメロドラマの中に生きる選択を我々はしがちです。
韓国ドラマに熱中するオバサンたちのように、我々は何歳になっても恋がしたい生きものなのかもしれません。
まだドラマに熱中している間は良いですが、リアルでそんな世界を生きている人たちもいます。
恋愛には様々な形がありますが、自分が殴られるのはあの人の愛情に応えられていないからだと思い込んでいる人たちもいるのではないでしょうか?
DVを受ける環境からはなかなか抜け出せないと聞きます。
相手の暴力は愛情から来るものだと信じ、自分自身を責めてしまうからだそうです。
やっと真実に気付いた時には身も心もボロボロになっているものだと。
そして、例外なくDVの癖がある人間は最初はとてつもなく優しいものだと。
それがある日突然に豹変するのだと。
だから、その悲惨な現実をリアルになかなか受け入れられなかったり、やっと受け入れられても恐怖心に支配され何年もその環境から抜け出せないことは当たり前にあると聞きます。
実際にぽんきちの周囲にも何人か体験者がいますし、彼女たちの体験談はほとんどが共通しています。
恋することは美しいものと思えてしまいます。それは誰しもそうですし、ドラマや小説の題材としてはうってつけです。
でも、ぽんきちは恋は病気だと思っています。
恋は心の病です。
若い頃はこんな風には思えなかったのですが、何度となく恋愛を繰り返して生きてきた今はそう思っています。
結婚してもしなくても、別れても別れなくても、時間の経過と共に恋が消えてしまうのは病気が治ってしまうからだと思います。
そして、その病気につける薬はなく、自分でメロドラマの世界から抜け出し、確かな現実に戻るしかないのです。
恋から始まりそれが愛とは言えないものに変わり果ててもまた恋をしたいと思うならば、それはいつまでもメロドラマの中で生きたい我々の根源的な欲求があるからだろうと思います。
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