
ぽんきちがPHSをはじめて手にしたのがおよそ20年前でしたが、それから携帯〜スマホと変遷し、あの頃には想像もできなかった便利なアイテムを我々は当たり前に使う時代になりました。
今では携帯やスマホのない生活など考えられないのが普通になってますが、ぽんきちの青春時代は普通の電話しかなかったわけです。
高校生の頃、一学年下の女の子と付き合っていたぽんきちは、彼女との会話を家族に聞かれるのが嫌で、自宅近くにあった喫茶店まで歩いて行き、お店の公衆電話から彼女に電話していました。
当時は子機などありませんから、電話は一家に一台リビングにあるのが普通でした。
真冬の夜、10円玉をたくさんポケットに入れた(当時はテレホンカードもなかった)ぽんきちはてくてく歩きながら週に一度か二度、喫茶店に電話するためだけに通っていたのです。
その喫茶店はぽんきちの同級生だった女子の家族が経営していて、その同級生はお手伝いでお店で働いていました。
ぽんきちがお店に現れると同級生の女子はニヤニヤしてこっちを見てた( ̄∇ ̄;)
彼女とは毎週土曜日の夜9時に電話するから必ず親よりも先に出てね!と約束していて、彼女は必ずすぐに電話に出てくれました。
当時18歳くらいだったぽんきちは彼女とどんなことを話していたのか全く覚えていませんが、高校を卒業して福岡で大学生活を送ることになったぽんきちを駅まで見送りに来てくれました。
電車を待つ駅のプラットホームでどんな会話をしたのだろう?やっぱり覚えていないなぁ。
福岡で新しい生活が始まると彼女とは手紙のやり取りをしていました。いわゆる文通ってやつです。
当時、間借りしていた部屋には電話がなかったからでしょうね。
約一年くらい文通は続きましたが、その頃ぽんきちはアルバイト先で気になる女の子が現れていました。
同い年の短大生だったのですが、何故かぽんきちは手紙にその短大生のことを書いてしまったのです。
そんなことを書いてしまえばどうなるのかわかりそうなものなのに、何故だか書いてしまった・・・
それから間もなくして彼女から最後の手紙が届きました。
あれから30年以上もの歳月が流れて、その間に彼女が関西だったかな?結婚して子供にも恵まれて暮らしていると風の噂に聞いたのは20年くらい前でした。
彼女ももう50代になっているわけで、10代のほんのわずかな人生の時を共有した彼女のことを思い出すことはほとんどありません。
受話器の向こうの声はぽんきちの微かな記憶の片隅に残っているだけです。
スマホもメールもなかったあの頃の記憶は少しずつデリートされていく・・・今と未来しか考えられないぽんきちですから、きっとそれでいいのです。
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ギタリストぽんきちプロフィール
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